(ちょっとご紹介までに間が空いてしまいましたが、)年始にスタイリストの岡尾 美代子さんがプレスルームにいらっしゃった際、フランスの“新年のお菓子”を手土産に持ってきてくださいました。
「ガレット・デ・ロワ(galette des rois)」という名のそのお菓子。直訳すると、「王様のお菓子」。なぜ王様なのかと言うと、キリスト教の祭日であるエピファニー※に由来するからとか。※エピファニー=キリストの誕生を祝って東方から来た3人の王様(博士)にちなんだお祭り。
パイ生地にアーモンドクリームを詰めて焼いた伝統的なケーキで、サクサクの食感と、なんだか懐かしい優しい甘さが魅力だそうな(なぜか伝聞調)。
そして、「ガレット・デ・ロワ」につきものといえば、紙でできた王冠。この王冠を戴けるのは、切り分けられた自分のケーキの中に、フェーヴという小さな陶器が入っていた一人だけ! フランスでは家族や仲間でゲーム感覚で楽しむんだそう。日本でいえば、おみくじで大吉を引き当てるような感覚でしょうか。
……とここまで書きながら、じつは私、その日にちょうどお休みしていたため、このフランスの正月の味を堪能することができなかったのです。なんということ! いつでも腹ペコ待機姿勢ですのに! ですので、今回は、大半を伝聞調にてお届けいたしました。
私のように、まだ「ガレット・デ・ロワ」を食べたことがないというみなさま、一般には店先に出まわるのが、年末から1月いっぱいということが多いようですので、急いでお味を確かめねばですよ〜。
K隊員