クロニクル・ブックス・日本語版のなかでも、一二を争う“シブめ”のタイトル『この土地がくれたもの』は、刊行してから今年でちょうど10年。有機農業、地産地消、食育……そんな言葉が、この10年のあいだに、ずいぶんとポピュラーになりましたが、この本の著者、マイケル・エイブルマンさんは、そうした新しい農業を切り開いた、いわば先駆者の一人です。
ただ、彼の農場が位置するゴレタ・ヴァレーにはどんどん住宅が押し寄せてきて、気がつくと、農場は住宅に取り囲まれていたという事態に! 当然のように、“ニワトリの鳴き声がうるさい”“たい肥の臭いが耐えがたい”と周囲との軋轢が巻き起こりますが、最終的にはコミュニティの人々に愛される農場となっていくという過程を描いた(感動の)読み物です。
この『この土地がくれたもの』の原著である『On Good Land』をもとにしたドキュメンタリー映画が存在する、という話は聞きおよんでいたのですが、なんと、1回限りではありますが、日本語字幕つきで上映されることになりました。
来る11月27日(金)、28日(土)の2日間、代々木のオリンピック・センターで開催される『国際有機農業映画祭』(シブい!)にて、28日(土)17:25より、タイトルは『ビヨンド・オーガニック』。当日券がなく、前売り券のweb上での受付も終了していますが、ご希望の方は
国際有機農業映画祭の実行委員であるペブル・スタジオの堀口さん info@seedandgrow.net まで
希望のチケット(27日用のチケットは1,500円、28日用は2,000円、2日通し券は3,000円)
お名前、返信用メール・アドレス+“FFのブログで見た”と明記のうえ、お問い合わせください!
11月25日(水)17:00まで、ご対応いただけます!
なかなかに盛りだくさんな映画祭です。ほかにどんな映画が上映されるかは、映画祭のHP をチェックしてみてください。
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★ 『この土地がくれたもの』の詳細は、こちらでご覧ください。