2010年4月28日水曜日

その名もズバリ『Dear Mom』

今年もまもなく母の日がやってきます。毎年、大切なお母さまにプレゼントを……お贈りするのも、もちろんすてきな行為ですが、それよりなにより、“私が今日あるのは、あなたのおかげ”という原点に立ち返ることこそ、年に一度、母の日を迎えるにあたっての“なすべきこと”ではないでしょうか。


と、そんなことを、かねてより考えていたわけではなく、一冊の写真集が、そんな気にさせてくれるというお話です。

クロニクル・ブックスが、今年の母の日を前にリリースした新刊『Dear Mom』。幼い子どもと母親、時におばあちゃん。もう、それだけ。言葉はいらない(ところどころ、気の利いた引用文が収められていますが)。そうそう、母親の愛情って、こんな感じ、すべてをやさしく包みこんでくれるようなものだっけ……と感じさせてくれる作品が50数点収録されています。

じつは、この写真集は、ニュージーランドの出版社との共同出版で、世界中の写真家から作品を募る“MILK”というプロジェクトの延長線上に編まれた写真集だけに、コンパクトながらも、一冊を通覧すると、同時代の世界各地を旅したようなスケール感を感じることができるセレクションになっています。




百聞は一見にしかずで、ぜひ手にとってご覧いただきたい。現実には、いろいろとおありの親子関係かもしれませんが、母の愛、母への思い、いずれにも思いをいたすきっかけを作ってくれることはたしかです。

世話人T

ショップ店頭とonline shopでお取り扱いをはじめました(18.5×16cm / ハードカバー / 全108ページ / ¥1,890)。数に限りがありますので、お早めにどうぞ。