2009年8月21日金曜日

ジラルドさんのこと

世話人も投稿してよいことになりましたので、いざ、初投稿。でも、クロニクル・ブックスにまつわる話題です(今後も、ときどきあると予想されます。dadのスタッフは、みんなクロニクルのファンですから)。

すでにonline shopでも人気を獲得している、アレキサンダー・ジラルドの『ラ・フォンダ・デル・ソル』の2アイテム。ハーマン・ミラー+ブラニフ・エアラインという、“黄金のキャリア”に加え、今回の『ラ・フォンダ〜』で、その芸域の広さというか、奥行きのとんでもない深さというか、すっかりファンになってしまった……のは私だけではないはず。


で、ジラルドさんのお仕事をまとめた、こんな本を見つけました。『Alexander Girard Designs for Herman Miller』 (Schiffer Design Book) 2nd edition、その名のとおり、ハーマン・ミラーでの仕事をまとめた1冊。英語ですし、決してチャーミングとはいえない“プロ向けの資料本”といった趣ですが、いろいろな発見がありました。

私にとってのビッグなもの、それは、1961年、マンハッタンにオープンし、63年にあっけなく幕を下ろした“textiles & objects”という、ハーマン・ミラーの直営ショップの写真でした。“型破り”としか形容しようのない、ぶっ飛んだかわいさです。店名どおり、テキスタイルとオブジェが、店内のあちらこちらに、思いもよらぬ方向や方法でディスプレイされ、そのあいだにさまざまな人形(ジラルドさんのコレクターぶりは有名ですから)がこれまた、ひしめいたり、整列してみたり……ああ、写真を見ていただきたい!

さらに、わずか1ページ、たった3点ではありますが、レストラン『ラ・フォンダ〜』の写真も載っています。“行ってみたい!(無理だけど)”というため息がもれもれでした。

アマゾンでも¥4,000越えですから、気軽におすすめとはいえませんが、洋書屋さんなどで見かけたら、ぜひぱらりとチェックしてみてくださいな。

世話人T